この曲はもともとJ.S.バッハの「管弦楽組曲第3番ニ長調」の第2曲“Air(エールまたはエア）”が原曲です。これをヴィルヘルという人がピアノ伴奏付きのヴァイオリンソロ曲に編曲し、多くのヴァイオリン奏者に愛奏されるようになりました。コンサートのアンコール曲として、またヴァイオリンの小品集などの楽譜にもよく掲載されています。この曲の特徴のひとつに曲頭の跳躍しながら一音づつ下行する低音進行にあります。この形は近年のポピュラー曲にもよく使用されています。低音はメトロノームの動きの様に間を保って安定感を出せるようにしましょう。メロディーは細かい音符ほど、丁寧なタッチを心がけ余裕を持って演奏してください。