鮎川誠の長いキャリアの中でも問答無用の代表レパートリーである「LEMON TEA」。もともとはサンハウス時代の看板曲であり、のちのシーナ&ザ・ロケッツ期でも幾度か再録されている。本スコアはベスト盤『GOLDEN☆BEST SHEENA AND THE ROKKETS EARLY ROKKETS 40+1』収録バージョンから採譜したものだ。使用ギターはもちろん愛器レス・ポール・カスタムだろう。なお、ファン諸氏はご存知のように、本曲はジェフ・ベック在籍期のザ・ヤードバーズの「The Train Kept A-Rollin’」にインスパイアされた楽曲(そのヤードバーズ版も実はジョニー・バーネットのカバー)。同曲のパンキッシュなリフ&ヴァイブがそのまま本曲の目玉となり、日本ロック黎明期の屈指の名曲を鮮烈に印象つけた。ここで、とびきり痛快にロックンロールする鮎川誠の骨太ギターを今一度反芻し、哀悼の意としたい。