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作曲をはじめてみよう! 第3回 ~コードをつけてメロディを彩る~

作曲をはじめてみよう! 第3回 ~コードをつけてメロディを彩る~ 作曲をはじめてみよう! 第3回 ~コードをつけてメロディを彩る~

好きな曲を演奏できるようになったら、次は自分だけのオリジナル曲を作ってみませんか?
この特集では、作曲未経験の方でもすぐに実践できる作曲テクニックをご紹介します。

第3回は「コードをつけてメロディを彩る」。メロディを彩る伴奏をつけるためのコードの基礎をお教えします。また、ヒット曲定番のコード進行もご紹介します。

今回もヤマハミュージックエンタテインメントホールディングスから発売中の書籍『ゼロからの作曲入門~プロ直伝のメロディの作り方~』より抜粋・編集してお届けしますので、もっと作曲のことを知りたくなった方はぜひこちらも手に取ってみてください。




メロディのバックには伴奏がつきもの。その伴奏のもととなるのが「コード(和音)」であり、コードの流れを示す「コード進行」です。コードの勉強にあたっては、鍵盤やギターなどの和音が出せる楽器を用意し、誌面の楽譜を鳴らしながら読み進めるといいでしょう。

高さの異なるふたつ以上の音が重なった状態が「コード」

音楽において、ひとつの音のことを「単音」と呼びます。そして高さの異なるふたつ以上の音が重なった状態を「コード(和音)」といいます。ピアノやギターのような楽器で、複数の音を同時に鳴らす演奏のことを「コード演奏」などと呼びます。

作曲時に主に使うコードは、3 つの音の重なり「3 和音」と、4 つの音の重なり「4 和音」です。代表的な3 和音は、「ド・ミ・ソ」から構成されるコード「C」です。4 和音の例は「ド・ミ・ソ・シ」から構成されるコード「Cmaj7」(シーメジャーセブンと読みます)などです。

コード

度数について

度数の基本は、「全音階上で、もとの音を1 度、次の音を2 度、その次の音を3 度……と数える」ことです。

度数には「長」「短」「完全」といった表記があり、それは音程の正確な距離を表しています。これらの単音からコードを作る際、基準となる音を「ルート(根音)」と呼びます。上記のCやCmaj7 は、基準となる音がド(つまりC)なので、コード名がC から始まるものになっています。また、上記のふたつのコードは「1度、長3度、完全5度、(長7度)」という組み合わせになっていることを確認してください。

度数

コードには、大きく分けて「メジャーコード」と「マイナーコード」の2種類があります。作ったメロディに対してメジャーコードを当てるのか、マイナーコードを当てるのかで、メロディの聴こえ方が変わってきます。

メジャーとマイナー

コードのメジャー/マイナーを分けるポイントは、真ん中の「3 度」の音にあります。ルートが「C(ド)」の場合、真ん中の音が長3 度(ミ)であれば、コードは「C(より正確にはメジャーC)」となります。そして、ミの音を半音下げて短3 度(ミ♭)であれば、コードは「Cm(シーマイナー)」となります。

それぞれを、実際に弾くか打ち込んで聴いてみましょう。長3 度を使った前者のC メジャーコード(ド、ミ、ソ)は明るい響き、短3 度を使った後者のC マイナーコード(ド、ミ♭、ソ)は暗い響きに聴こえることを確認してください。

基本的に、メロディに楽器伴奏をつけるには、コードが必須となります。コードは曲の流れの中でどんどん変化していきます。この流れのことを「コード進行」と言い、各楽器は基本的にはコード進行に合わせて演奏されます。

コードとメロディはそれぞれ独立したものではなく、密接な関係にあります。あるメロディに使用している音階(スケールと言います)を、一定の音程で組み合わせたものを「ダイアトニックコード」と呼びます。ダイアトニックコードは作曲において非常に重要となります。無数にあるコードの何を使うか頭を悩ませるより、まずは「ダイアトニックコードを使って作曲する」ことを意識するといいでしょう。

ダイアトニックコードは、ひとつのキー(調)につき7 つあります。キーやスケールについては本題ではないのでここでは詳述しませんが、まずは「C、D、E、F、G、A、B」といったメジャーキー(長調)の曲と、「Cm、Dm、Em、Fm、Gm、Am、Bm」といったマイナーキー(短調)の曲の作り方を覚えます。

3和音ダイアトニックコード


3和音ダイアトニック

上図は、キーが「C」のときのダイアトニックコード7 つです(すべて3和音)。これはC メジャースケール(ドレミファソラシド)という音階をルートに持ち、そこから3 度、5 度の音を重ねて作っています。C メジャースケールで作ったメロディに対しては、上図のダイアトニックコードをメロディに対して当てていくのが基本です。

ダイアトニックコードは、各キーに対して7 つ割り当てられます。それぞれのコードがどのような音程で構成されているのかは、「I」「II」のようにダイアトニックコードをローマ字表記することで表します。この表記のことをディグリーネーム(度数表記)と呼びます。ディグリーネームはコードアレンジする上でとても重要になってきます。気に留めておいてください。

コードは「ずらす」だけでオーケー!

コードは、最初は感覚でつけていいでしょう。どんどんトライ&エラーでいきましょう。C やD といったコードをいちいち「覚える」と思うと大変そうですが、実際は一定間隔で左右にずらして弾くだけなので、とても簡単です。実際にピアノやギターで弾いてみてください。

コードC→Dm…押さえた鍵盤を右にひとつずらすだけでオーケー


コード進行で作曲その1「定番カノン進行」

カノン進行とは、「パッヘルベルのカノン」という曲で出てくるコード進行のことです。ずばり、以下のコード進行です。

Key=C なら「C-G-Am-Em-F-C-F-G」

このカノン進行、インターネットでも検索したら死ぬほど出てくるキーワードです。「邦楽のヒット曲はみんなカノン進行!」みたいな。実際はそんなことはないのですが、まあ定番ということで知っておいて損はしません。

カノンコード

前半はひとつのリズムモチーフを2 回繰り返すメロディに。後半は同じ音を連打することで言葉(歌詞)に集中してもらうメロディにしてみました。この図には、「各コードに切り替わったときのメロディが、そのコードの何度の音か」を記載してあります。コードに対して度数を気にしすぎるのもダメですが、知っている状態にはしておき(左脳)、右脳で感覚的な発想とミックスしてメロディを作れるのが理想でしょう。

コード進行で作曲その2「下降するコード進行」

徐々に下降していくコード進行で、ピアノでもギターでもどんなアーティストにも合う、まさに黄金コード進行です。カノン進行同様、このコード進行で相当の数の商業曲がリリースされていると思います。

下降コード…ベース音がド→シ→ラ→ソ~~と順に下降している

先ほど紹介したカノン進行や、このようにコードのベース音(一番下の音)が順に下降するコード進行で、「テンポが速い」「2 拍でコードチェンジ」などコードが頻繁に変わる場合、メロディのピッチを速い音符でたくさん動かすと、美しいコード進行を台無しにしてしまいます。
周りの景色が緩やかに変化しているなら、あくまでもそれにゆだねるように、浮遊するような感覚でメロディを構築するといいでしょう。逆にあまりコードが動かないような場合は、ピッチをどんどん変化させる手法もあります。

コード進行で作曲その3「ポップス黄金コード進行」

F-G-C といったコード進行は「ツーファイブの変化形」と呼び、ポップスにおいてもっとも多く使われているコード進行だと思います。どれもF-G(II-V)※のあとに何をつけるかで続きの進行が変わってくるパターンです。

黄金ポップス

このメロディはあっという間に作れました。それくらいこのポップス黄金コード進行は作りやすいので、皆さんもコードを鳴らしてみながら鼻歌でも良いので歌ってみてください。

コード進行で作曲その4「哀愁コード進行」

哀愁ただよう曲でよく使用されるコード進行です。スペインやポルトガル、フランスなどのポップスや、70 年代の邦楽でも多用されています。最近の音楽でもたまに聴くことができる、時代を問わないコード進行です。

哀愁コード

まずはこのコード進行を実際に弾くか、ソフトに打ち込んでみてください。自分が歌いやすいキーに転調して使うといいでしょう。F#7(♭ 5)の箇所はメロディに対してこのようにアレンジしたくなっただけなので、F#7 でもオーケーです。

今回はここまで。
次回からはワンランク上の作曲テクニックとして、あのアーティストの作曲法を分析してみます。



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